嘘のない真っ直ぐなバンド・LUCCI
L to R
Dr 長崎慎 (Nagasaki Makoto)
Vo/Gt 三浦弦太 (Miura Genta)
Gt 山田 凌汰 (Ryota Yamada)
名古屋を拠点にして全国で活動する、TRUST RECORDS所属の4人組日本語ギターロックバンド・LUCCI。
いわゆる”歌もの”として良質なメロディーをいつも届けてくれる。激しすぎない、けれど自分たちの信じるギターロックのど真ん中を突き進んでくれる。
きっと誰からも愛されるバンドだとぼくは信じていて。嘘のない正直すぎる言葉選びにドキっとさせられつつ、じんわりと優しく染みてくる。そんなバンド。
普段バンドなんて聴かないよって人にも、毎年フェスに出向いてロックの最前線にいるような人にも。ぜひ最後まで見て、聴いてみてほしいと思う。
1Kより愛をこめて
強い。メロディーが強い。しなやかで強く優しい。
イントロのキャッチーすぎるギターのおかげで一気に曲に入り込ませてくれる。
晴れやかな気持ちになって自然と笑みがこぼれてしまうんだよね。聴いてる人の”我慢できずにニヤけちゃう顔”がありありと目に浮かんでくる素敵な導入だと思う。
ライブの定番曲にもなっているこの曲。一度聴けばずっと耳に残って・・・、サビで一緒に口ずさむの、誰もがやっちゃうんじゃないかな。
「愛は真心、恋は下心」のMVで初めてLUCCIを知ったんだけど。
青臭いくらいの言葉でも、恥ずかしくなるような言葉でも。ここまで真っ直ぐに突き付けられてしまうと直視せざるを得なくなって。気づいたらLUCCIから目を離せなくなってた。
個人的には2:42あたりのボーカル・三浦弦太の人間味に溢れた歌い方が大好き。んー、クセになる。笑
痛いくらいに剥き出しの”歌”
期待しない事に慣れていた
もうお互い様だね
わたしがわたしである程に
あなたじゃなくなるように
「ふたりぐらし」を聴くと、聴いてしまうと。文字通り「息が詰まる」ような気分になる。
なんて曲を作り出してしまったんだろうな、LUCCIは。
全力で、人間を剥き出しにして繰り出された歌は、否が応でも刺さる。
最初から最後まで全部の歌詞が好きで。やけにリアルを感じて。
こんな歌を歌えるのはLUCCIしかいないよ・・・。
LUCCIには”帰る場所”であってほしい
個人的な思い入れに溢れた大好きなバンド・LUCCI。
初めてライブを観に行った日、5バンドいて彼らは最後の演者だった。そして30分ほどの短いセトリの中、アンコールで「Q&A」という歌を歌ってくれた。
曲が始まる直前、声にならないような声で叫び放った「あなたの為に歌います」という言葉は今でも忘れられない。
そこからの5分間、ライブハウスにいたのは間違いなく、ぼく1人だった。うん、きっとLUCCIの音楽を纏ったVo.三浦弦太に相対した自分だけだったと思う。まさしく自分の為だけに歌ってくれてるんだって、初めて思えた。
大切なモノが次第に増えていく日々の中で
押しつぶされそうになりながら生きてるんだよ
でも君がいればきっと 大丈夫
大人になって、毎日をこなす事でいっぱいいっぱいになったりもして。
そんなときには立ち止まってみて。
「またもう少し、頑張ってみよっかな」って気持ちにさせてくれる原点みたいな、大切な曲になりました。
LUCCIがいてくれて本当に良かったな。感謝の気持ちと、敬愛を込めて書きました。
2018年からギターが脱退し、その後にはベースが脱退したりと逆境も多いバンド。だけどLUCCIの方達は本当にみんながみんな良い人オーラが全開で。笑
これからもっともっとたくさんの人に愛されて、愛され続けるバンドなんだろうなあ。
そんな事を改めて、新アー写を眺めながら思ってしまいました。良い写真だ。
もし気に入れば他にも曲があがってるから聴いてみて欲しいし、CDも手に取ってみて欲しいと思います。
ありがとうございました。